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方程式の導入。便せんの枚数を求める例示問題。方程式を作る過程には深入りせずに、「方程式」「方程式の解」「方程式を解く」などの用語の意味をおさえる。
1.p77 はてな問題
指示1 教科書の77ページを開けなさい。
指示2 1章、方程式。§1、方程式とその解。はてなマークを押さえなさい。読みます。さん、はい。
「1枚2gの便せん何枚かが、重さ5gの封筒に入っています。この重さをはかると17gでした。
(1) この封筒には便せんが何枚はいっているでしょう。」 「ストップ」
発問1 何のお話ですか。
「便せんと封筒の話です。」「便せんの枚数の話です。」
文章題では、問題場面を大ざっぱに思い浮かべるようにするために、「何の話ですか。」という問いを入れる。
発問2 何を求める問題ですか。
「便せんの枚数です。」「便せんが何枚入っているかです。」
指示3 便せんの枚数を求めなさい。
式、答えをノートに書いて持ってこさせる。
「(式) 17−5=12 12÷2=6 (答え)6枚」「(式) (17−5)÷2=6 (答え)6枚」
指示4 (2)を読みます。さん、はい。
「(2) 便せんが□枚入っていると、どんな等式ができるでしょう。」
指示5 「便せんを□枚とする」とノートに書きなさい。
指示6 □枚の便せんの重さを式で表しなさい。
「2×□ です。」
発問3 2×□に5をたします。(2×□+5と板書) これは何を表していますか。
「全体の重さです。」
発問4 全体の重さはいくらでしたか。
「17gです。」
指示7 等式を作りなさい。
「2×□+5=17 です。」
指示8 □のかわりに文字χを使うこともできます。□をχに直した式を書きなさい。
「2χ+5=17 です。」
「×を省略できていた人?省略を忘れていた人は正しく書き直しておきなさい。」
2.用語の意味を押さえる
指示9 教科書の78ページ、10行目から読みます。さん、はい。
10行目から18行目までを読ませる。
発問5 2χ+5=17のような文字をふくむ等式を何と言いますか。
「方程式です。」
発問6 念のため、方程式とは何ですか。
「文字をふくむ等式です。」
発問7 χはいくらでしたか。
「6です。」
説明1 方程式にあてはまる文字の値を「方程式の解」と言います。
発問8 2χ+5=17の解は何ですか。
「6です。」
説明2 解が6のとき、χ=6 と書きます。
説明3 解を求めることを「方程式を解く」と言います。
p78 問題1をする。
《参 考》『向山型中学数学教え方事典』(明治図書),p84 西野一葉氏論文